定期積金を徹底解剖

定期積金と定期預金

世の中に預金商品は数あれど、それらの違いを正しく認識している人は少ないものです。同じ円定期預金であっても、スーパー定期預金と大口定期預金の違いが分からなかったり、変動金利定期預金や期日指定定期預金を知らなかったりするわけです。特に信用金庫のような銀行以外の金融機関で扱っている商品は認知度が低く、信用金庫ならではの預金商品である定期積金も定期預金と間違えられることがあります。しかし実際の両者はまったく異なる預金商品です。

定期積金とは信用金庫以外に信用組合などでも扱われている預金商品です(全国信用組合中央協会|信用組合へようこそ)。一定額を定期的に積み立てていき、満期日に給付契約金と給付補てん金(利息)を受け取ることができます。お金を貯められるという点で貯蓄預金や積立定期預金と似た性質の預金商品ですが、一昔前に比べて最近は利用が減っています。定期預金は最初に一括で資金を預け、そのまま満期日まで引き出せない預金商品です。銀行や信用金庫など多くの金融機関で扱われている代表的な預金商品です。

定期積金と定期預金はまず利用目的が異なります。定期積金は一定額を貯めていく商品なので、まだ余裕資金がない人がまとまった資金(貯金)を作りたい場合に適しています。定期預金は最初に預入金額を決めるので、すでにまとまった余裕資金を持つ人が高金利で運用・保管するために使われます。そのため金利上乗せサービスがあったり、退職金定期預金のような大金を専門とした商品が多くあります。

また定期積金は定期預金と違って長期間の運用もあまり向きません。というのも「貯める」のが目的であって「預ける」のは適さないためです。定期預金は満期日こそ設定するものの、満期日が来たときに自動継続したり別の定期預金に切り替えたりできるため、半永久的に預金することが可能なのです。そのため定期積金で資金を貯めて、定期預金で運用するといった使い分けがベストでしょう。