もっと知りたい休眠口座

休眠口座の活用

休眠口座を解約したりして権利没収を防ぐと預金口座のお金を取り戻せますが、実際のところは解約せずに没収されたままにしている人も多いです。というのも日本全国の休眠口座のうち払い戻しがあったのは数パーセントにすぎませんが、払い戻し金額は全体の数十パーセントにもなります。つまり休眠口座の残高が多いと払い戻しされやすく、少ないと面倒になり放置されてしまうことが多いということです。

放置されて権利没収された休眠口座は金融機関の利益として計上されるのですが、海外では社会事業などの資金にあてられることがあります。日本でも自民党や公明党の国会議員が休眠口座の活用に意欲を見せています。なんせ休眠口座のお金は数百億円もありますから、有益に使おうと休眠預金活用法案という法案を国会に提出する動きがでています。もし成立すれば高齢者などの生活支援、新薬の開発、教育支援などにあてられる予定です。

しかし休眠口座の活用には課題もあります。数年以上取引していない預金口座がある人は少なくないため、それらの口座が全て休眠口座となり政府の資金になることに抵抗を感じる人が多いのです。預金者の死亡によって口座が行方不明になったまま休眠口座になるなど、当事者にとって不本意なケースが目立つためです。また休眠口座は認知度が低く、事前に利用通知があることや払い戻しが可能なことを知らずにいる人も多いです。

預金者自身が休眠口座を復活させて自分のために活用するのも魅力的な使い道です。休眠口座の残高は千円未満の場合が多いですが、まれに数十万円や数百万円もの大金が入った休眠口座があり、解約されることがあります。預金者も忘れかけていた思いがけない資金をうまく活用するには、別の貯金と合わせて定期預金を組んだり、投資信託などで積極的に増やすのがオススメです。忘れっぽい人は総合口座で普通預金と定期預金を一緒に管理すると使いやすいです。