もっと知りたい休眠口座

海外の休眠口座

日本で休眠口座の活用がおこなわれるのはまだ先のことですが、海外ではすでに休眠口座を活用するケースが増えています。海外における休眠口座の活用はどんなものでしょうか。休眠口座活用の先駆けとなったのはアイルランドです。2003年に休眠預金基金を設立し2005年には休眠預金法が改正され、障害者支援や貧困対策などの福祉事業に使われています。お隣の韓国でも休眠預金財団が設立されて、貧困層への福祉事業などがおこなわれています。

海外では比較的あっさり休眠口座扱いになって資金が召し上げられる傾向にあるようです。国民性もあるかもしれませんが、管理手数料がかかるまでの期間も日本に比べて短い場合が多いです。たとえばアメリカなど複数の国の金融機関では2年以上取引がないと休眠口座となってしまいます。金融機関によってはもっと短い場合もあるようです。もちろん日本と同じように問い合わせれば休眠口座扱いは解除されます。

さっさと休眠口座になってしまう海外の金融機関ですが、日本よりも預金口座の数自体が少なく、休眠口座の払い戻しに応じる人も少ないという特徴があります。そのため活用するにしても管理が楽なのです。金融機関が休眠口座の残高を利益として計上することへの批判も日本より多かったという経緯があります。休眠口座を社会活動や福祉事業のための資金にできれば、政府としては財源の確保にもつながるのでメリットの大きい取り組みです。

日本人であっても海外出張などの理由で海外在住だと、その国の金融機関に口座開設することがあります。そうなると日本に帰国したあとに図らずも休眠口座になってしまうケースが多いです。セキュリティのために日本よりも短い期間で休眠口座になってしまうので、口座残高を整理しようとしたのに取引できず戸惑う人が続出しています。海外口座は帰国前に解約したり、定期的に使って休眠口座扱いを防ぎましょう。